こんにちは、refs 太田順孝(レフズ・オオタヨリタカ)です。
好きな自治体に寄付をして、お礼にその町の特産品などがもらえる「ふるさと納税」。
いま「ふるさと納税商品企画+地域活性化とPR」が過熱しています。
以前も市職員の知人から
「コストをかけずに、ふるさと納税PRのヒントとアイデアが欲しい」
との相談がありました。
現状をしっかり聞いてアドバイス・提案しましたが、
組織内で企画を通すまでが大変のようですね(苦笑)
例えば、
大阪府泉佐野市では、
2015年4月~12月末の時点で昨年度を大きく上回り、
すでに10億円を超えるふるさと納税を受けているとのこと。
泉佐野市ふるさと納税お礼品カタログ
「ふるさとへ帰ろう!」Peachセットは好評のようですね。
寄付額は全国で1000億円に達すると見込まれていて、
これまで「ふるさと納税」を行っていなかった自治体も無視できない
社会現象的規模にまで成長しています。
「ふるさと納税」が増えると、どうなるの?
市の歳入が増え、
地元特産品が売れ、
地域活性化につながり、
市の魅力や特産品を全国にPR
市・寄附した人・地元企業…にもメリットがある制度
つまり「コストをかけずに“ふるさと納税”の納税者額+納税者数を増やすこと」で
▼市の歳入が増え
▼地元特産品が売れ
▼地域活性化につながり
▼市の魅力や特産品を全国にPR
そして
▼PR次第では、移住者が増える
▼つまり税収が増える…さらに…
こうして、歳入を増やすスパイラルは続く訳ですね。
このように綴ると、どの自治体も「ふるさと納税」には
力を入れてそうに感じますよね?
しかしそんな中…
高槻市は「ふるさと納税7年連続0円の町」として、
以前メディアに取り上げられたことがあります。
なぜ「7年連続ふるさと納税0円の町」なのか?
その理由は簡単で、
「ふるさと納税の制度を導入しておらず、お礼の品も用意していなかった」とのこと。
これは、ビジネスでも同じです。
「何もしなくても、商品・サービスさえ良ければ、お客さんは来てくれる(買ってくれる)」
「お店をオープンしていれば、お客さんは来てくれる(買ってくれる)」
何もしないまま、何も伝えないままでは、
いつまで経っても、お客さんは来てくれません。
そんな高槻市が、いよいよ重い腰を上げました。
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/shisei/seisakuzaisei/furusato/furusatokifukin.html
なるほど、
「酒池肉林」ならぬ「酒皿肉林+歴史」なラインナップですね。
酒(お酒)・皿(陶器)・肉(国産和牛)・林(山の産物:竹の子など)+歴史
寄附金額5万円以上
寄附金額3万円以上
寄附金額1万円以上(1)
寄附金額1万円以上(2)
古墳推しの高槻ならでは一品
マニア好みの銅鏡
▼「青龍三年」方格規矩四神鏡レプリカ
楽しめそうな
▼原木椎茸栽培セット
実用すぎる
▼ハイポニカ液体肥料セット
また、意外な視点の
▼お墓の清掃代行
高槻に里帰りできない方のために、寄附者に代わり高槻市内にあるお墓を清掃します。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
「?」と感じますが、コレは意外に選ばれるかもしれません。
ただ「PRできていない=選ばれない」ですからね。
メディアに「7年連続ふるさと納税0円の町」と取り上げられた際、
「なぜ今までお礼の品を用意していなかったのですか?」という質問に、
市の担当の方は
「この取り組み自体(ふるさと納税)に関係なく、そもそもお礼の品がなくても寄附をいただけるものと思っていて、ふるさと納税がこれだけ全国的に大きくなるとは考えていなかった」とのこと。
くり返し綴りますが
何もしないまま、何も伝えないままでは、
いつまで経っても、お客さんは来てくれませんから。
【関連記事】ふるさと納税 ビジネスチャンスとして企画する
https://www.refs.jp/sales-promotion/1593/
今回の記事が、悩める市職員さんとビジネスマンのお役に立てば幸いです。
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