値上げは「お客さんを幸せにする」
値上げは「クチコミ・リピートを増やす」
値上げは「結果、スタッフを幸せにする」
値上げは「周囲・協力業者を幸せにる」
値上げは「会社・お店のブランディングの第一歩」
「値上げするとお客さんが離れるのが怖い…」と、ほとんどの方が仰います。
これまでの経験上、
値上げのテクニック(テンプレート)は、これまでの経験上 10通りあります。
今回の記事では、2つだけ綴ってみます。
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1つ目は「松竹梅」の法則
言わずと知れた価格表示テクニックです。
MENUや商品を「松」「竹」「梅」(ブロンズ / ゴールド / プラチナなど)に分けることで、
人はリスク回避・感情維持(極端性回避)などにより、真ん中の「竹」を選びやすいというもの。
値上げしたい商品・サービスの
「上のランク(松)」
「下のランク(竹)」を用意し、
「竹ランク」10〜20%の価格でスライドして…
●「竹」を選びたくなるシナリオ
● 共感する価格改定シナリオ
↑ ↑ ↑ ↑ ↑
これを用意 ⇒ お客さまに伝わると、スムーズに値上げできるかと
価格改定前 1,000円の商品・サービス と
価格改定後の 1,000円の商品・サービス に
「わかりやすい違い」をつける など
この「松竹梅の法則」を活用した値上げ手法、
様々な見せ方やテクニックがあるのですが、また別の機会に。
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2つ目は「全て値上げをしない」
2つ目として
勘違いの多い「いまある商品・サービスを全て値上げ」をする。
全メニュー・商品・サービスの値上げをイメージされる経営者が多く見受けられます。
この際の選択肢も、
いきなり値上げするのではなく
●段階的値上げ
●視点を変えた商品・サービスの再構成
●価値を伝え直す◯◯◯
から始まって
●ある特定の商品・サービスのみ 値上げすることから始める
●ある商品・サービスを分離して値上げする→商品販売(売り方・パッケージ←包装・ラッピングではなくセットとしての再構築)など
いくつかある手法の中から、お客さん(現状取引先)との関係性や現在の販売形態によって
組み合わせること大切です。
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幸せな中小企業の値上げについて
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値上げをすることで、結果的にクチコミとリピートが増えることが殆どですので、サポート先・顧問先には「値上げ」を奨励しています。
ちなみに「値引き・値下げをしない」「無意味・先のない値下げをしない」ことも、ひとつの値上げです。
下記、「顧客が離れない値上げ成功術セミナー」での内容を抜粋。
「値下げをせず売るヒント」
弊社の場合はどうすれば?
どうして値上げが必要なのか?
「値下げの沼」「値引きの闇」
その思考から抜け出そう!
値下げによる「5つのリスク」とは?
1)利益(粗利)を損ねる
2)商品・サービス/企業・店の価値(イメージ)を損ねる
3)スタッフが努力・工夫をしなくなる
4)「いちばん大事な顧客」に不満をもたらす
5)客層(客質)が低下する
下記、値上げセミナーにて「値上げ設計」の際にお話することnoです。
人はなぜ「値上げに抵抗」があるのか?
スタッフ目線/顧客目線での心理抵抗
同業他社の目(評判)を気にしない思考法とは?
成功する値上げとは?
値上げできる商品・サービスを選ぶ(選び方)
値上げが受け入れられるシナリオ(演出)
値上げ開始!値上げの手順
やってはいけない「先のない値上げ」
値上げの心構えの共有にはじまり《スタッフ間で共有》
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
値上げをすることでブランドになる《顧客と共有》
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
値上げ(価格を上げる)すると、「ゆとり」が生まれる
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ゆとりがあると、サービスの「質」が高まる
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
質が高まると、「リピート」され「クチコミ」が生まれる
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
他社との競争に巻き込まれなくなる
1割(10%)の値上げで、営業利益は2倍になる
参考程度に数字でお伝えすると
売上 10,000円
仕入れ 6,000円
経費 3,000円
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営業利益 1,000円
同じ商品・サービスを
1割(10%)値上げすることで
売上 11,000円
仕入れ 6,000円
経費 3,000円
───────────
営業利益 2,000円
同じ商品・サービスのため、仕入れは変わりません。
基本的に数量も変わらないため、かかる経費も同じです。
※会社やお店の「利益」に対する考え方は、下記の2つに分かれます
●売上総利益(粗利):売上から仕入れを引いた利益
●営業利益:売上から仕入れ(売上原価)を引いて、販売経費+給与や家賃などの必要経費を支払って残った利益
【参考】もっと詳細に「利益を見える化」すると ↓↓↓↓↓↓
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値上げすれば、お客さん(売上)は減るのでは?
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「値上げをすると、お客さん(売上)は減るのでは?」と言う質問を必ず頂きます。
もちろん、これまでのお客さん全てが「値上げ」を受け入れることは難しいでしょう。
しかし、しっかり適正な手順を踏むこと+時間をかけて取り組むことで、幸せな値上げは成功します
⇒ 今まで以上の利益になることが、サポート先で実証されています。
具体的な数字にしてみますね。
お客さんが2割減って、売上は減っても⇒利益は変わらない?
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先程の商品・サービス(10,000円)が、100 売れたとすると
▼ 値上げ前
売上 100万円
仕入れ 60万円
経費 30万円
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営業利益 10万円
仮に、値上げをして
▼ 1割(10%)の顧客数(販売数)が減った場合
11,000円×90=99万円
仕入れは、60万円×0.9=54万円
売上 99万円
仕入れ 54万円
経費 30万円
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営業利益 15万円
営業利益/売上(15万/99万円)
⇒ 15.2%の営業利益率
▼ 2割(20%)顧客数(販売数)が減った場合
11,000円×80=88万円
仕入れは、60万円×0.8=48万円
売上 88万円
仕入れ 48万円
経費 30万円
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営業利益 10万円
営業利益/売上(10万/88万円)
⇒ 11.4%の営業利益率
売上が減っても、利益を確保することがきるようになります。
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上手な値上げは、お客さん・スタッフも幸せになる
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値上げをすることで、スタッフの給与を上げやすくなることはイメージしやすいですが、取引先との関係も良好になることが多いです。
サポート先には実感いただいているのですが、
「値上げは、お客さんも幸せにできる」のです(下記参照)
●値上げをすることで、質の良くないお客さんが減ります。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
●クレームの減少
⇒ スタッフの良質な実務時間が増える
⇒ スタッフが仕事しやすい環境に
⇒ 結果、離職率が減少
●「おまかせします」など 顧客対応時間が減り、接客時間が減るなどの例も
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
●お客さんの笑顔が増え、顧客満足度が高くなる
↑ ↑ ↑ ↑ ↑
●追われていた時間から「空き時間」が増え、「どうすれば、お客さんが喜ぶか?」について考える時間が増える
上記を、もう少し解説すると
「なぜ、値上げがお客さんを幸せに出来るのか?」
単純に
10人に10,000円の商品・サービスを売るのと、
8人に12,000円の商品・サービスを売るのでは、掛けられる手間(時間)が違います。
要は、丁寧な接客であったり、お客さんのヒアリングに充分な時間が掛けられるということです。
また、利益が増えるため「アフターフォローなど」にも時間と経費を掛けることができるようになります。
具体的には、購入後の御礼の手紙や、
「その後、問題はありませんか?」などの連絡や面談であったりと、購入前と購入後にお客さんへの気遣いなどにより「顧客満足度」が高まり、クチコミやリピートが増えることが殆どです。
クチコミやリピートが増えるということは、新規のお客さんを得るための広告宣伝費が、これまでより削減・圧縮できる可能性があります。
適切な顧客フォローにて、顧客満足度が高まることで「クレームが減り」「顧客との関係性が良好」になります。
少し甘えた思考ではありますが「しっかりフォローされている」とお客さんが感じていると、「多少のミス」は許してくれことも多々あります。
つまり、スタッフが仕事をしていて楽しい・仕事がしやすい状況になります=居心地が良い環境
結果「離職率が減る」ということになります。
「離職率が減る」ということは、抜けたスタッフのフォロー(求人&兼務)に掛けるコストと時間が不要になります。
利益がの残りやすい経営体質なるのです。
利益が残る
⇒スタッフへの還元&福利厚生の充実
⇒お客さんへの満足度向上設計 など
(次回に続く)