こんにちは。
レフズ太田順孝(おおたよりたか)です。
通天閣店から南へ行き
パチンコジャンボの次の角を左折すると
いつも行列のできている店があります。
元祖串かつ だるま
新世界総本店
大阪市浪速区恵美須東 2-3-9
元祖串かつだるま道頓堀店(写真)
大阪市中央区道頓堀1-6-4
東京などから来阪されたお客さまに
「何が食べたいですか?」と伺うと
「そうだねぇ…串カツ・たこ焼きって…ベタすぎますか?」と
ジェントルメンな方が仰ることも多いですね。
それだけ「大阪」といえば「串かつ」「たこ焼き」なのかもしれせん。
本日は「THE OSAKA」、「串かつ店」のお話を
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二度漬け禁止でブランディング『串かつだるま』の繁盛シナリオ
昭和4年創業の通天閣の「串かつだるま」は
「THE OSAKA」と言ってもいいくらい「大阪の象徴」になりました。
オリジナルのキメの細かいパン粉の「衣」は、外はサクッ、中はモチっとした食感♪
油は香ばしく、黄金色に揚げられるヘッド油を使用。
門外不出のソースに、串かつをたっぷりつけて食べるのが“串かつだるま流”。
私達の子どもの頃から、当たり前のルールだった
串かつの「ソース2度漬け禁止」。
この「ソース2度漬け禁止」を前面に出したことが、2つの大繁盛の要因となり
2000年1店舗だった 「“串かつだるま”の店舗数」は、
2003年2店舗
2006年6店舗
2009年7店舗
2012年11店舗
2015年16店舗に!
2度漬けが禁止の理由
ソースに漬けて食べた後、また漬けるのは絶対禁止
店内あちこちに
「ソース二度漬けは、ご勘弁ください!」
看板にも
「ソース二度漬けは、ご遠慮ください!」
どうしてそんなに禁止するのか?
ということになるのですが、
串かつを食べて(噛んで)
その串を再度ソース入れに漬けたら衛生的に良くない
なるほど納得な理由ですが
「では、ソースを串かつにかければいいのでは?」
となりますよね。
4代目社長の上山勝也社長は
「ソースを漬けずに串かつを皿に置き
ソースを上からかけたら、皿の上にソースがあまるやんか!
それ(ソース)は処分せなあかんから、もったいないやんか!」
つまりソースのムダが多くなる
ソースに漬けた方が経済的ということ。
でもソースのムダを省くだけで、
売上が大きく伸びる…とは考えられないですよね。
「ソース2度漬け禁止」が大繁盛の理由
この「ソース2度漬け禁止」のインパクトが
“串かつだるま”を全国区にの知名度にしてゆくことになります。
一番大きいのは「宣伝効果」
「2度漬け禁止」って、どんなんなんだろう?
という、お客さんの興味が大きくなり、
興味本位でお店に行ってみようということで
全国からだるまに初来店されるお客さんが増えて常に大行列!
はじめにも綴ったように、
もともと創業当時から
「ソース2度漬け禁止は暗黙のルール」だったのですが、
2001年に「2度漬け禁止」を徹底的にアピール。
「10年前には全国でこれだけ2度漬け禁止を
みんな知ってたかかっていったら知らんかったハズやで。
“2度漬け禁止”の発信は私ですからね!」
と上山社長。
つまり「2度漬け禁止」のPR効果で
禁止ってどうゆうこと?
2度漬けすると怒られる?
お客さんがお店に興味を持って来店した!
というのが正しい大繁盛の理由。
このビジネスモデルのシナリオ…
実は、どんなお店でも構築可能です。
それはまた別の機会に綴りたいと想います。
■飲食店の販促・集客記事
https://www.refs.jp/industry/restaurant-marketing/
今回の記事が、悩める飲食店経営者さんのお役に立てば幸いです。
この心斎橋シェアサロンを運営している一般社団法人の理事を勤めており
週2~3日は、この場所にいます。(打合せや会議に参加している場合は不在)
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